水こまネット横浜センターの横浜市栄区での下水詰まり修理の施工事例です。
今回はアパートでの共用部の下水管詰まりの作業を行いました。
アパートなど集合住宅の下水詰まりは通常の一戸建ての個人住宅と違い作業が大変になります。
そのため集合住宅の下水詰まり修理の作業費は16,500円(税込)~となっています。
一戸建てなどの個人住宅の下水詰まり修理は8,800円(税込)~になります。
出張費・お見積りは無料となっています。
今回かかった費用|共用部下水詰まり¥15,000-リピーター割¥1,500+消費税=¥14,850
アパートの下水詰まり
本日は横浜市栄区のアパートで、下水管の詰まりの修理を行いました。
この物件の大家様からは、何度か水道の修理でご依頼をいただいていますが、今回のような下水管の詰まりは初めてのご依頼です。
世帯数の多い集合住宅であれば、管理費の予算が大きいので定期的に排水管清掃などのメンテナンスを入れるゆとりがあります。
しかし、個人オーナー様が管理されているような数世帯だけのアパートのほとんどは、定期的なメンテナンスを入れるほど管理費にゆとりはありません。
そのため突然、下水管詰まりなどのトラブルが起きることがあります。
今回のようにアパート共用部の下水が詰まってしまうと、入居されている世帯のほとんどが水を流せなくなってしまいます。
下水管がつまる時
集合住宅の専有部でのトイレつまりの場合は、その住居のトイレだけが詰まっている状態です。
ただし、同時に浴室も台所も詰まっている場合、さらに他の世帯も同じような症状の時には共用部の排水管や下水管の詰まりと考えられます。
共用部の排水管や下水管は太いパイプで作られています。
太いパイプが詰まる可能性は、まずありません。
それなのに詰まってしまう場合は、老朽化による設備の破損が考えられます。
公共の道路でも「老朽化した水道管を入れ替えています。」というような看板を掲げ、配管の入れ替え工事をやっていることがあります。
敷地内の水道設備も老朽化によって破損することがあります。
症状としては、地盤のゆるみによる勾配不良や配管自体のヒビ割れや陥没などがあります。
そういったトラブルが下水管や排水管で起きていると、流れるものも流れなくなってしまい、詰まりが発生してしまいます。
今回の下水管詰まりの原因
今回の詰まりの原因は排水マスのヒビ割れです。
排水マスは一般的に、排水管の合流部や、曲がりの部分に設置します。
排水管・下水管の点検口・掃除口の役割があります。
ただし、旧式のコンクリートで作られた排水マスは老朽化してくると配管との接合部が脆くなってきます。
今回も、古くなった排水マスの接合部がボロボロになってヒビ割れができてしまったようです。
ヒビ割れができると汚物を運ぶための水がすき間に逃げてしまいます。
水が無いと汚物が行き場を失って滞留してしまいます。
滞留した汚物の上に、また汚物が積み重なってゆき、最後には水を堰き止めてしまいます。
パイプが太ければ太いほど、積み重なる汚物の量が多いので修理が大変になってしまいます。
下水つまり修理の作業
ここからは、今回行った作業になります。
今回の集合住宅は6世帯ありましたが、全世帯で詰まりの症状が出ていましたので共用部から点検しました。
共用部の一番下流側に位置する大きい排水マスのフタを開けます。
共用部の排水マスは、通っている配管も太いので、だいたい大きく作ってあります。
重たい排水マスのフタをなんとか持ち上げてみると汚水が溜まっていました。
本来は汚水が溜まることはありません。
汚水が溜まっているのは、詰まっているためです。
今回はアパートの全住居の排水が合流するマスが詰まってしまっていました。
場合によっては大変な作業になることもあります。
おそるおそる作業用の配管清掃器具を下流側に入れて清掃したところ、10分ほどで貫通することができました。
詰まりの箇所には、大量の水の重量もかかっています。
詰まりの箇所に少しでも穴を開けたり、力を加えることができれば、一気に水が流れ込んで詰まっている汚物を流し切ることができます。
ただし、これはスゴく上手くいく時のパターンです。
今回は夜間作業でもあったので、上手くいく時のパターンで本当に良かったです。
まとめ
アパートのお部屋を回って入居者のみなさんに直ったことをお伝えしました。
数時間トイレもお風呂も流れない状態だったので、みなさん憔悴しきっていました。
ただし、今回の作業は、あくまでも一時的な清掃です。
最終的には排水マスの補修、または排水マスの交換をしなければ、また詰まってしまうでしょう。
今回は、緊急での応急処置のご依頼だったため水こまネットでの対応は、ここまでです。
近々、大規模な設備修繕の計画があり、リフォーム業者と打ち合わせているという大家様のお話でしたので、今回の報告で下水管の整備も検討項目に入れてくれることでしょう。
全世帯のトイレ、お風呂、キッチンなど水まわりが全て使えなくなってしまうなんて集合住宅の共用部の下水詰まりは考えただけで恐ろしいですよね
ただし、今回のような設備の破損を伴う共用部の詰まりは滅多に起きることはありません。
多くのトイレつまりなどの排水詰まりは専有部内の、そのトイレだけで起きています。
水こまネットでは専有部での一般的なトイレのつまりにも対応致します。⇒横浜市栄区|トイレつまり修理のページへ
トイレつまりの症状が他の世帯でも起きているときには、共用部の詰まりが疑われます。
その場合は建物のオーナー様や管理会社が修理業者を手配することになります。
共用部の詰まりが原因だったとき、通常であれば入居者が費用を負担することはありませんが、修理が完了するまで水まわりを使うことが出来なくなってしまいます。
集合住宅は規模に関係なく設備が古くなってきたら排水管・下水管の点検をしておいたほうがいいかもしれませんね。